年月日 | 場所 | 規模 M |
最大 震度 |
地下水ラドン濃度 | 摘要 | |||||
岐阜中津川 | 岐阜飛騨 | 福井大野 | ||||||||
前月 | 当月 | 前月 | 当月 | 前月 | 当月 | |||||
02/12/11 | 房総半島 南東沖 |
M6.1 | 無感 | 1回/2日急増急減 | 同左 | 不明 | 反応無 | 16日前に急落 | 反応無 | 飛騨反応無 |
04/5/30 | 房総半島 南東沖 |
M6.7 | 1 | 40日前に急落 | 1回/3日急増急減 | 反応無または僅か | 反応無 | 1回/2日急増急減 | 同左 | 飛騨反応無 |
05/4/11 | 千葉県 北東部 |
M6.1 | 5強 | 30日前に急落 | 7日間 急落 |
30日前に急落 | 反応僅か | 30日前に急落 | 急減2回 | |
05/7/23 | 千葉県 北西部 |
M6.0 | 5強 | 33日前に急落 | 2日前に急落 | 33日前に急増急減 | 1回/2日急増急減 | 33日前に急落 | 2日前に急落 | |
05/10/19 | 茨城県沖 | M6.2 | 5弱 | 46日前に急落 | 反応無 | 反応無 | 7日間 急落 |
46日前に急落 | 4回急落 |
★この表で述べる急落とは、ラドン濃度がほぼ0になる状態。
年月日 | 場所 | 規模 M |
最大 震度 |
植物生体電位 | 摘要 | ||
相模原 | 千葉八街 | ||||||
植物生体電位 | 地電位 | 植物生体電位 | |||||
05/4/11 | 千葉県 北東部 |
M6.1 | 5強 | 4/3:100mV,4/5:scale-out 4/6:70mV,4/7:100mV, 4/8:scale-out,4/9:50mV 4/10:scaleout |
変動少ない | ---- | 8日前に変動開始 |
05/7/23 | 千葉県 北西部 |
M6.0 | 5強 | 7/18、7/19;50mV以上 | 7/18、7/19 scale-out |
7/19-21:40mV, | 5日前に変動 |
05/10/19 | 茨城県沖 | M6.2 | 5弱 | 10/10;100mV, 10/11;40mV以上 10/12;80mV,10/13:scale-out 10/14:40mV, 10/15-10/18:20mV |
10/10,10/12: scale-out 10/15:50mV |
10/10;30mV, 10/17;30mV 10/18;30mV |
9日前と6日前に変動 |
まとめ
1、地下水ラドン濃度
●5例について全てにラドン濃度の急変を観測した測定点は、岐阜県中津川と福井大野。
●岐阜飛騨測定点は房総半島沖南東沖地震では前兆を示さず、千葉北東部M6.1地震では、反応が少なかった。
●岐阜県中津川と福井大野測定点では本震発生30−46日前に、濃度の著しい低下がある。
●千葉内陸部地震と房総半島南東沖地震では、岐阜県中津川観測点で、本震発生1週間前から顕著な前兆がある。
2、植物生体電位
●千葉内陸部地震2例と茨城沖1例について検証した。
●相模原観測点、千葉八街観測点ともに、5-9日前に生体電位が大きく変化し、前兆が観測される。
●相模原観測点と千葉八街観測点を比較すると、相模原観測点で大きな電位の変化が観測される。
関東でM6以上の地震前兆把握方法(想定)
1、30日前前兆
千葉県北西部で地震が起きると想定した場合、30日前に同じ断層系の岐阜中津川と福井大野のラドン濃度の急落が起きる。
2、30-5(9)日前
ラドン濃度の著しい変動が上記2箇所で続く。
3、5(9)日前
相模原の植物生体電位または地電位の著しい変動が起きる。この変動とラドン濃度の急変が両方起きれば、大地震が起きるとほぼ判定できる(仮説)。
衛星写真による地震雲なども判定の資料とする。
4、1-3日前
FM49.5MHzのラジオノイズ観測結果で、千葉稲毛または香取、埼玉浦和観測点でノイズ異常が出る。
5、トリガー
4まで揃えば、トリガーによる発生が懸念される。
彗星近日点/地磁気擾乱/ハワイ島のM2.5以上地震/高気圧(気圧の上昇)/月の引力(満月または新月大潮)がトリガーとなる。
複数重なれば、さらに相乗効果が働く。